2025/11/21
簡単に言うと
作業前に潜在的な危険を洗い出し、対策を立ててから作業に入る活動。「KY」は「危険(Kiken)」「予知(Yochi)」の頭文字。建設現場における安全管理の基本中の基本である。
解説
KY活動は、1970年代に住友金属工業で開発された手法が起源とされる。作業開始前に作業員同士が集まり、「この作業でどんな危険があるか」を話し合い、その場で対策を決めてから作業に入る。
一般的な進め方は4ラウンド法(4R法)と呼ばれ、以下の流れで行う。
- 第1ラウンド(現状把握):どんな危険が潜んでいるか
- 第2ラウンド(本質追究):最も重要な危険は何か
- 第3ラウンド(対策樹立):どうすれば防げるか
- 第4ラウンド(目標設定):具体的な行動目標を決める
KY活動は、形骸化しやすいという課題も指摘される。毎日同じ作業を繰り返す現場では「いつもと同じ」という油断が生まれ、本来の目的である「危険への感度を高める」という効果が薄れてしまうことがある。
建設業では、ツールボックスミーティング(TBM)と組み合わせて「TBM-KY」として実施されることが多い。
挨拶での活用アプローチ
「形だけのKY」への問題提起
多くの現場でKY活動は毎日行われているが、それが本当に機能しているかは別問題である。挨拶では「KYをやっていますか?」ではなく、「今日のKYで、何か新しい危険に気づきましたか?」と問いかけることで、形骸化への警鐘を鳴らすことができる。
「K」と「Y」を分解して語る
「危険」を「予知」するという言葉の意味をあえて分解し、「予知とは、まだ起きていないことを想像する力だ」と語ることで、KY活動の本質を再認識させるアプローチも有効である。