2025/11/21
簡単に言うと
人体に電流が流れることによって発生する災害。心臓への影響による心室細動、やけど、墜落(感電によるショックで高所から転落)などの被害が生じる。低い電圧でも死亡事故につながることがある。
解説
感電災害は、発生件数は多くないものの、ひとたび発生すると死亡や重篤な後遺症につながりやすい災害である。人体に流れる電流がわずか50mA(ミリアンペア)でも、心室細動を起こして死亡する危険がある。
建設現場で感電災害が発生しやすい状況は以下のとおりである。
- 電動工具の使用:漏電した工具の使用、濡れた手での操作
- 仮設電気設備:不適切な配線、損傷したケーブル
- 架空電線への接触:クレーン、高所作業車、足場などの接触
- 埋設電線の損傷:掘削作業中の電線切断
- 活線作業・活線近接作業:充電部分での作業、近接した場所での作業
感電災害を防ぐための対策は以下のとおりである。
- 漏電遮断器の設置と定期点検
- 電動工具の絶縁状態の確認
- 架空電線への防護措置(絶縁用防護具の装着、離隔距離の確保)
- 埋設物の事前調査と試掘
- 活線作業の原則禁止(やむを得ない場合は絶縁用保護具の使用)
- 濡れた環境での電気作業の回避
挨拶での活用アプローチ
「電気は目に見えない」を強調する
挨拶では「電気は目に見えないから、危険を感じにくい。だからこそ、『たぶん大丈夫』ではなく、『確実に安全』を確認してから作業してほしい」と伝え、電気に対する慎重な姿勢を促すことができる。
「低電圧でも危険」を伝える
家庭用の100Vでも死亡事故は起きる。挨拶では「100Vだから安全、ということはない。電圧の高低ではなく、体に流れる電流が問題。条件次第では低い電圧でも命を落とす」と伝え、電圧による油断を戒めることができる。