2025/11/21
簡単に言うと
毎年7月1日から7日まで実施される、厚生労働省と中央労働災害防止協会が主唱する全国的な安全啓発運動。1928年から続く日本で最も歴史のある労働安全の取り組みである。
解説
全国安全週間は、1928年(昭和3年)に第1回が実施された、日本で最も歴史のある労働安全の啓発運動である。当初は内務省社会局が主導し、戦後は労働省(現・厚生労働省)に引き継がれた。戦時中の一時期を除き、90年以上にわたって途切れることなく続いている。
全国安全週間のスケジュールは以下のとおりである。
- 6月1日〜30日:準備期間(安全点検、教育訓練、職場巡視などを実施)
- 7月1日〜7日:本週間(安全大会、安全パトロール、表彰などを実施)
毎年、その年のスローガンが発表され、全国の事業場でポスター掲示、横断幕の設置、安全大会の開催などが行われる。建設業界では、この時期に合わせて安全大会を開催する会社が多い。
歴代のスローガンを振り返ると、その時代ごとの安全課題が反映されている。近年では「リスクアセスメント」「健康経営」「働き方改革」といったキーワードが盛り込まれるようになっている。
挨拶での活用アプローチ
その年のスローガンを「翻訳」する
全国安全週間のスローガンは毎年発表されるが、やや抽象的な表現になりがちである。挨拶では、このスローガンを自社や現場の文脈で「うちの現場でいえば、こういうことだ」と具体的に翻訳して伝えると、形式的な引用で終わらず、メッセージが伝わりやすくなる。
「90年以上続く理由」を語る
全国安全週間が1928年から途切れることなく続いていること自体が、労働安全がいかに重要視されてきたかの証である。挨拶ではこの歴史に触れ、「先人たちが積み上げてきた安全への取り組みを、我々の代で途切れさせるわけにはいかない」という文脈で語ることもできる。