2025/11/21
簡単に言うと
毎年12月1日から翌年1月15日まで実施される、建設業における労働災害防止の強化期間。工事の輻輳、気象条件の悪化、年末の慌ただしさなど、事故が起きやすい時期に集中的に注意喚起を行う。
解説
建設業年末年始労働災害防止強調期間は、建設業労働災害防止協会(建災防)が主唱する取り組みである。年末年始は、以下の理由から労働災害が発生しやすい時期とされている。
- 工期の切迫:年内完工を目指す現場での作業の急ぎ
- 気象条件の悪化:寒さ、凍結、降雪による危険の増加
- 日照時間の短縮:暗い中での作業、視認性の低下
- 作業員の疲労:繁忙期の連続作業による疲労蓄積
- 注意力の散漫:年末の慌ただしさ、正月休み前の気の緩み
この期間中は、以下のような取り組みが推奨されている。
- 無理な工程の見直し
- 寒冷対策、凍結対策の徹底
- 照明設備の増強
- 安全パトロールの強化
- 作業員の健康管理(疲労、飲酒の影響など)
- 年末年始休暇前後の安全教育
挨拶での活用アプローチ
「あと少し」の油断を戒める
年末は「あと少しで休みだ」という気持ちが生まれやすい。挨拶では「『あと少し』という時が一番危ない。無事に年を越し、無事に新年を迎えることが最大の目標」と伝え、最後まで気を抜かないよう促すことができる。
「家族が待っている」を語る
年末年始は家族と過ごす大切な時期である。挨拶では「皆さんの帰りを待っている家族がいる。その家族のためにも、絶対にケガをしないでほしい」と伝え、安全への動機づけを強めることができる。