2025/11/21
簡単に言うと
高所作業時に墜落を防止するための保護具。2019年の法改正により、一定の高さ以上での作業では従来の胴ベルト型からフルハーネス型の使用が原則となった。
解説
安全帯は、高所作業において作業者の墜落を防止または墜落時の衝撃を緩和するための保護具である。2019年2月の法改正により、名称が「安全帯」から「墜落制止用器具」に変更され、フルハーネス型の使用が原則となった。
胴ベルト型とフルハーネス型の違い
- 胴ベルト型:腰に巻くベルト式。墜落時に腰部に衝撃が集中し、内臓損傷のリスクがある
- フルハーネス型:肩・胸・腿を含む全身を支える構造。墜落時の衝撃を分散し、身体への負担を軽減
法改正のポイント(2019年2月施行)
- 高さ6.75m超(建設業では5m超)の作業では、フルハーネス型の使用が原則
- フルハーネス型を使用する作業者には特別教育の受講が義務付け
- 胴ベルト型は高さ6.75m以下(建設業では5m以下)で使用可能
フルハーネス型を正しく使用するためには、以下の点に注意が必要である。
- 体格に合ったサイズの選定
- ベルトの緩みがないよう正しく装着
- ランヤード(命綱)の適切な取り付け位置の選定
- 定期的な点検と使用期限の管理
挨拶での活用アプローチ
「法律が変わった理由」を語る
挨拶では「なぜ法律が変わったのか。それは、胴ベルト型では救えなかった命があったから」と語り、法改正の背景にある労働災害の現実を伝えることで、フルハーネス着用の意義を実感させることができる。
「使う」と「使いこなす」の違い
フルハーネスを持っていても、正しく使えなければ意味がない。挨拶では「装備を持っているだけでは安全は守れない。正しい使い方を身につけ、実際に使うことが大切」と伝え、特別教育の受講と日常的な使用を促すことができる。