2025/11/21
簡単に言うと
人間の認知、判断、行動における誤りのこと。「うっかりミス」「思い込み」「確認不足」など、人間であれば誰でも起こしうる過ちを指す。
解説
ヒューマンエラーは、人間の心理的・生理的な特性に起因するミスである。どんなに熟練した作業員でも、ヒューマンエラーを完全にゼロにすることはできない。
ヒューマンエラーは、発生のメカニズムによって以下のように分類される。
- スリップ(slip):正しいことをしようとして、うっかり間違える(手順の飛ばし、操作ミスなど)
- ラプス(lapse):やるべきことを忘れる(確認忘れ、手順忘れなど)
- ミステイク(mistake):判断や計画そのものが間違っている(状況の誤認、知識不足など)
- 違反(violation):ルールを知りながら意図的に破る
重要なのは、ヒューマンエラーの発生を個人の責任として片付けないことである。エラーは「結果」であり、その背後には疲労、時間的プレッシャー、不適切な作業環境、教育不足など、さまざまな「原因」がある。
建設現場では、フェイルセーフやフールプルーフの考え方を取り入れ、人間がエラーを起こしても事故につながらない仕組みづくりが求められる。
挨拶での活用アプローチ
「人間だから間違える」を前提にする
挨拶では「ミスをするな」ではなく、「ミスは必ず起きる。だからこそ、ミスが事故につながらない仕組みを一緒につくろう」というメッセージを伝えることができる。これにより、ミスを隠さず報告しやすい雰囲気をつくることができる。
「なぜ」を5回繰り返す姿勢
エラーが起きたとき、「誰が」ではなく「なぜ」を掘り下げることの重要性を語る。「なぜそのミスが起きたのか」「なぜそれを防げなかったのか」を考える姿勢が、根本的な対策につながることを伝えることができる。