2025/11/21
簡単に言うと
高温多湿な環境で体温調節機能が破綻し、体内に熱がこもることで起こる健康障害の総称。めまい、吐き気、意識障害などの症状が現れ、重症化すると死亡することもある。
解説
熱中症は、建設業において夏季に多発する健康障害である。屋外作業が多く、直射日光や照り返しにさらされる建設現場では、熱中症のリスクが特に高い。
熱中症は症状の重さによって以下のように分類される。
- I度(軽症):めまい、立ちくらみ、筋肉痛、大量の発汗
- II度(中等症):頭痛、吐き気、倦怠感、集中力低下
- III度(重症):意識障害、けいれん、高体温、多臓器不全
熱中症予防の基本は「WBGT(暑さ指数)の把握」「こまめな水分・塩分補給」「適切な休憩」「体調管理」である。
建設現場での熱中症対策には以下のものがある。
- WBGT値に基づく作業計画の調整
- 休憩場所(クーラー付き休憩所、日陰)の確保
- 水分・塩分の補給設備の設置
- ファン付き作業服、冷却ベストなどの活用
- 作業員の健康状態の確認(睡眠不足、二日酔い、朝食抜きは危険因子)
- 暑熱順化(暑さに体を慣らすこと)の期間確保
挨拶での活用アプローチ
「我慢は美徳ではない」を伝える
建設業には「暑くても我慢して働く」という文化がある場合がある。挨拶では「具合が悪いと感じたら、すぐに申し出てほしい。我慢して倒れたら、本人も現場も困る」と伝え、早めの申告を促すことができる。
「お互いに声を掛け合う」文化を促す
熱中症の初期症状は本人が気づきにくいことがある。挨拶では「仲間の様子がおかしいと感じたら、遠慮なく声をかけてほしい。それが命を救うことになる」と伝え、相互監視の重要性を訴えることができる。