安全大会の挨拶とヘルメット

協力会会長、元請け社長の立場での安全大会の挨拶のお役立ち情報をお伝えしています。

酸素欠乏症とは?

time 2026/01/19

簡単に言うと

酸素濃度が低い環境で作業することにより発生する健康障害。マンホール、ピット、タンク内など換気が不十分な閉所で発生しやすく、短時間で意識を失い、死亡に至ることもある。

解説

酸素欠乏症は、空気中の酸素濃度が18%未満の環境(酸素欠乏危険場所)で発生する。通常の空気中の酸素濃度は約21%であるが、これが16%以下になると頭痛やめまいが生じ、10%以下では意識を失い、6%以下では瞬時に昏倒して死亡する危険がある。

建設現場で酸素欠乏が発生しやすい場所は以下のとおりである。

  • マンホール・下水道:有機物の分解による酸素消費
  • ピット・地下槽:換気不良による酸素濃度低下
  • タンク・サイロ内部:密閉空間での酸素消費
  • 井戸・ケーソン内部:地層からのガス湧出
  • 船倉・コンテナ内部:密閉による酸素消費

酸素欠乏症と同時に発生しやすいのが硫化水素中毒である。硫化水素は腐った卵のような臭いがするが、高濃度では嗅覚が麻痺して臭いを感じなくなるため、非常に危険である。

労働安全衛生法では、酸素欠乏危険場所での作業には、作業主任者の選任、酸素濃度測定、換気、保護具の使用などが義務付けられている。

挨拶での活用アプローチ

「見えない危険」の恐ろしさを伝える

酸素欠乏は目に見えず、臭いもない。挨拶では「空気が薄いかどうかは、人間の感覚ではわからない。だから測定と換気が絶対に必要」と伝え、「大丈夫そう」という思い込みの危険性を訴えることができる。

「助けに行く」ことの危険を語る

酸素欠乏災害では、倒れた人を助けようとした人が二次災害に遭うケースが多い。挨拶では「仲間が倒れても、すぐに飛び込んではいけない。まず助けを呼び、空気呼吸器を装着してから救助に向かう」という正しい対応を伝えることが重要である。

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この記事を書いた人

ニーバーオフィス

挨拶原稿会社の代表者です。安全大会での挨拶について、多くの協力会の会長さん、元請けの社長さんのご助力をしてきた経験から、挨拶の内容やアイデア、マナー、それから安全大会がどのようなものかなど、さまざまお伝えしています。