2025/11/21
簡単に言うと
作業開始前に現場で行う短時間のミーティング。その日の作業内容、危険ポイント、安全対策などを作業員全員で共有する。名前の由来は、工具箱(ツールボックス)の周りに集まって行ったことから。
解説
ツールボックスミーティング(TBM)は、作業開始前の5〜15分程度で行われる短時間のミーティングである。朝礼とは別に、各作業班ごとに現場で実施されることが多い。
TBMで共有される主な内容は以下のとおりである。
- 当日の作業内容と手順
- 作業に伴う危険ポイント
- 必要な保護具と安全対策
- 他の作業班との調整事項
- 体調確認(睡眠不足、体調不良の有無)
- 前日のヒヤリハットや注意事項の共有
建設現場では、TBMとKY活動を組み合わせた「TBM-KY」として実施されることが一般的である。TBMで作業内容を確認し、その流れでKY活動を行うことで、効率的に安全確認ができる。
TBMの効果を高めるためには、一方的な伝達ではなく、作業員からの質問や意見を引き出す双方向のコミュニケーションが重要である。
挨拶での活用アプローチ
「伝える」と「伝わる」の違いを語る
TBMでリーダーが話しても、作業員に伝わっていなければ意味がない。挨拶では「TBMは情報を『伝える』場ではなく、『伝わった』ことを確認する場」というメッセージを伝え、双方向コミュニケーションの重要性を訴えることができる。
「顔を見る」ことの価値
TBMは、作業員一人ひとりの顔を見て体調を確認できる貴重な機会でもある。挨拶では「顔色が悪い、元気がないと感じたら声をかけてほしい」と伝え、仲間を気遣う文化の醸成を促すことができる。