2025/11/21
簡単に言うと
毎年10月1日から7日まで実施される、労働者の健康管理や職場環境の改善を推進する全国的な啓発運動。「安全」だけでなく「衛生(健康)」に焦点を当てた取り組みである。
解説
全国労働衛生週間は、1950年(昭和25年)に第1回が実施された啓発運動である。全国安全週間が「災害防止」に重点を置くのに対し、労働衛生週間は「健康の保持増進」「職場環境の改善」に重点を置いている。
全国労働衛生週間のスケジュールは以下のとおりである。
- 9月1日〜30日:準備期間
- 10月1日〜7日:本週間
労働衛生週間で取り上げられる主なテーマは以下のとおりである。
- メンタルヘルス対策
- 過重労働による健康障害の防止
- 職場における受動喫煙防止
- 化学物質による健康障害の防止
- 腰痛予防対策
- 熱中症予防(近年特に重視)
建設業では、粉じん対策、騒音対策、振動障害対策など、業種特有の衛生課題がある。また、高齢作業員の増加に伴い、健康管理の重要性が高まっている。
挨拶での活用アプローチ
「ケガだけが災害ではない」を伝える
安全大会では墜落・転落など「目に見える災害」に注目が集まりがちである。挨拶では「じわじわと体を蝕む健康障害も、立派な労働災害。今日は体のことも考えてほしい」と伝え、衛生面への意識を高めることができる。
「心の健康」にも触れる
メンタルヘルスは現代の職場における重要課題である。挨拶では「体の不調は言いやすいが、心の不調は言いにくい。だからこそ、お互いの様子に気を配ってほしい」と伝え、職場のメンタルヘルス意識を高めることができる。